和式四弦 レアエワル LE'A'EWALU 絹糸弦 鈴木慎一 Shinichi Suzuki







新世代和式四弦樂器
(通称:和式四弦)
開発コンセプト



巻頭でも触れておりますが我が日本には、みやびやかという素晴らしい言葉がありますが感動を超えるほどの優美、優雅さを与えてくれる形状様式に方向性を見出すことにしました。
きらびやかという、まるでバブル期を形容する言葉は我々、LE'A'EWALU の理想とする未来の根幹には不要であります。2020年開催の東京オリンピックのような世界中の耳目が集中するときくらいは派手に「きらびやか」に演出すべきですが日頃においては「みやびやか」な空間での生活を求めていきたいものです。

LE'A'EWALU の目指した樂器の世界観は極楽浄土で迦陵頻伽(カリョウビンガ)が発する、地上で暮らす我々には全く想像もつかない超常抽象な「きらびやか」な「極上之音色」とは一線を画した日本人にとってこの上ない、心に十分に染み入る「無上之音色」を発する弦樂器です。

解り易くいえば総ての日本人の大脳聴覚皮質に共鳴を発生させる心地良い「無上之音色」を持つ弦樂器とは客観的にどのようなものなのでしょうか。漠然と、ではなく限りなく科学的に思案してみるといろいろなことに気付かされるわけであります。


極楽浄土 webより



生物において遺伝子記憶(Genetic memory)はDNAを通して先祖のデータが子々孫々に受け継がれるといわれています。更に加えてヒトでは経験、知識といった個人情報を潜在的に次世代に継承することができるという仮説理論があることはご存知でしょうか。

生まれて初めて訪れた土地にも関わらず、ここには来たのは初めてじゃない気がするという感覚を得たことは誰しもあるのではないでしょうか。すなわちDNAが郷愁を惹起する要因のひとつでは?ということであります。


新潟県十日町市の実に素晴しい日本の原風景のひとつです。
人口減少が避けられない近未来日本においてこれ以上の国土の乱開発は必要ないと思うのは我々だけでしょうか。居住者のいない空き家だらけになった廃墟の始末をするのは乱開発で儲けた現代の日本人ではなく未来の日本人たちであることは誰にでも想像がつくことです。